新居浜・西条経済研究会(2月例会)に参加させて頂きました。
特定非営利活動法人 西条自然学校 理事長 山本 貴仁 様。
演題は「石鎚山系の自然とその活用」。
石鎚山…我々東予地方に住む者にとっては、馴染みの深い山。
そんな石鎚山ですが、私が知っている事と言えば、『西日本最高峰』であり、
山岳信仰の対象となっている『霊峰』…という事だけですね(-_-;)
しかし、専門家である山本先生によると、石鎚山のように、高山地帯から干潟まで1つの街に収まる地形というのは、全国的に見ても非常に珍しいとの事。
更に、石鎚山について、温帯~亜寒帯の森林が麓から頂上まで分布している事も非常に珍しい事であるらしいです(@_@;)
このように珍しい事ずくめの石鎚山だからこそ、知っている人にはたまらないスポットであり、多くの方が訪れてる要因になっているみたいですね。
人気の観光地…という事で地域にとっては喜ばしい事なんでしょうが、『自然』という観点から見た場合、喜んでばかりいられない事情があるようで…
多くの方が訪れれば訪れる程、環境に対する負荷が増大し、自然を破壊する事へと繋がってしまう…(/_;)
せっかくの貴重な自然…観光資源であると同時に保護すべき対象でもある。
難しい課題ですね(^_^;)
『エコツーリズム』の考え方に賛同する方が増えていき、世界に誇る事ができる郷土の宝として守り続けられる事を願います!!
※エコツーリズムとは…
地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組みです。観光客に地域の資源を伝えることによって、地域の住民も自分たちの資源の価値を再認識し、地域の観光のオリジナリティが高まり、活性化させるだけでなく、地域のこのような一連の取り組みによって地域社会そのものが活性化されていくと考えられます。(環境省HPより抜粋)