新居浜・西条経済研究会(3月例会)に参加してきました。

今回の講師は、國宗鍛刀場 刀工 藤田 國宗 様。

演題は『刀鍛冶の頭の中』。

 

講師の藤田國宗さんは、新居浜で活動されているとの事ですが、我が街に「刀鍛冶」がいらっしゃるなんて初めて知りました。「刀鍛冶」って、考えてみても自分の生活からかなりかけ離れた所にある職業の一つだと思いますね。そんな方が、どのような考えを持たれているのか非常に興味があります♪

一番気になるのは、「刀鍛冶」への入口の部分。

Q. どうして「刀鍛冶」になろうと思ったか?

A. 刀(古刀)を持ちたいという願望があったが、高価過ぎて手に入れる事ができない。それなら自分で作ってやろうと思ったから。

はい、なるほど。いらっしゃいます、こういう方。手元に無いなら自分でやっちゃおうって人。美味しいピザを食べたいって理由だけで自宅にピザ窯を造ったり、挙句の果てには家なんかも自分で建てちゃったり…特に私はそういった事が全く出来ない人なので、本当に尊敬します!!

本当に好きでなければ、こんな大変な作業を生業にできないでしょう。堪らなく熱い火の前での「焼き入れ」や、気の遠くなるような回数(折り返し鍛錬により鉄は1064層にもなるそうです)の「鍛錬」を行い、刀を生み出していくそうです。よほどの意志がなければ続けられないでしょう。藤田さんは「古刀」に魅せられ研究され、今作っている刀も、どれだけ「古刀」に迫ることができるか挑戦を続けていらっしゃるとの事。その努力の甲斐もあってか、「刀身」を見た状態では、「古刀」と見紛うものを作ることができているそうです。しかし、刀の価値は「古刀」と「現代刀」では雲泥の差。『古刀神格論』が深く根付いている世界では、どんなに良い物を作っても、なかなか認めてもらえない。それでも藤田さんは諦めず挑戦を続けていくと力強く仰っていました。

 

いつの世にも先入観に囚われて、物事の本質が見えていないという事はあると思います。

私も「パッと見」の部分ではどうしようもない(笑)ので、「本質」で勝負する事ができる人間になれるべく、日々精進を重ねます!!