新居浜・西条経済研究会(4月例会)に参加してきました。
今回の講師は、愛媛労働局 雇用環境・均等室長 藤田 恭子 様。
演題は『女性活躍推進と働き方改革』。
毎回、多彩な講師のお話を聴かせて頂いておりますが、今回は私どもの守備範囲のお話で、何だか研修に参加しているような錯覚に・・・(゜-゜)
さて、今回のテーマであります「女性活躍推進」そして「働き方改革」。
時代の流れによって、以前よりは格段に進んできていると思われますが、世界的に見たら日本はまだまだ遅れをとっているようです。
今、日本において女性活躍を阻む壁として考えられる要因は
①女性採用人数の少なさ
②育成環境が整備されていない
③女性にとって「続けたい」と思えず、「続けられない」と感じられている
④女性が昇進したいと思えない
以上の4つであるそうです。
そして、この壁を取り除く為には、意識改革を含めた職場環境の整備が必須でしょう。
そこで、現在注目されているのが
イクボス宣言
と呼ばれるもので、 職場で共に働く部下やスタッフに対して上司が行う宣言です。
これは仕事と育児・介護を両立することができるよう部下やスタッフと共にワークライフバランスを考えてその人のキャリアや人生を応援することを宣言することです。
また組織自体も結果を残し、上司自らも仕事と私生活を楽しむことができるというのが求められます。(全国の自治体や企業経営者等によって、このイクボス宣言がなされているようです。)
日本の人口は減少局面を迎えており、2060年には総人口が9,000万人を割り込み、高齢化率は40%近い水準になると推計されています。
その中で、女性の労働力率と潜在的労働力率には、依然として大きな隔たりがあるというのが現状です。
このイクボス宣言が将来の日本を救う日も近いのかも知れない・・・・そう感じられた時間となりました。